自作仮想通貨入門(2) - Litecoinの準備
自作仮想通貨のもととなる、Litecoin 0.16をダウンロードしていきます。
今回は、フォークとリリースを容易に行えるように、gitを使って作業していきましょう。
Litecoin 0.16のclone
以下のgitコマンドを使ってgithubからLitecoinをダウンロードし、v0.16.0のtagにcheckoutしてください。
$ git clone https://github.com/litecoin-project/litecoin
$ cd litecoin
$ git checkout refs/tags/v0.16.0
これでLitecoin 0.16の初期バージョンである0.16.0のダウンロードは完了です。
Litecoinのテストコンパイル
ここでは FreeBSD 11 用の手順を記載します。
UbuntuやDebianなど、Linux系をお使いの方は doc/build-unix.md を確認してコンパイルしてください。
内容はFreeBSDの場合とあまり変わらないです。
各種ライブラリのインストール
$ pkg install autoconf automake libtool pkgconf
$ pkg install boost-libs openssl libevent
$ pkg install gmake
db4.8 のコンパイル
ウォレット機能を使うためには BerkeleyDB 4.8 が必要なので、ダウンロード、コンパイルします。
$ ./contrib/install_db4.sh `pwd`
$ setenv BDB_PREFIX $PWD/db4
Litecoin のコンパイル
$ ./autogen.sh
$ ./configure BDB_LIBS="-L${BDB_PREFIX}/lib -ldb_cxx" BDB_CFLAGS="-I${BDB_PREFIX}/include" --disable-dependency-tracking
$ gmake
エラーなくコンパイルができれば問題ありません。